西田印刷所で印刷に使っているインクの種類について最末に引用サイトアドレス表記しています。
11年05月
私どもが供給していただいている「久保井インキ」さんの「フラットインク」(平圧用)で発売されているのですが、半輪転でも冬場で紙がコート系の場合は、機械が冷え切っているので、インクののりが悪いのですが、この「フラットインク」を使うと手間がかなり省けました。
【UVインキとは】
紫外線照射によって起こるインキビヒクルの重合反応をインキの乾燥手段に応用したものである。UVインキがわが国で実用され始めてからまだ日が浅いが、カルトン印刷、金属印刷、フォーム印刷、シール印刷、曲面印刷、プリント基板、オーバープリントなど、UV硬化印刷システムの特長を生かせる分野で着実に需要を伸ばしつつある。UV硬化の長所と短所を挙げると次のようになる。
長所
1.超速乾性のため、スプレーパウダーが不要となり、生産性が向上し、乾燥スペースが削減できる。
2.熱なしで乾燥出来るため、オーブンが不要になり、熱硬化性インキを使用する場合に比べて 大幅に乾燥スペースを削減でき、省エネルギーにもなる。
3.乾燥皮膜が丈夫で、印刷物の諸耐性がすぐれている。
4.インキの機上安定性がすぐれているため、印刷物の品質が安定する。
5.無溶剤インキのため、大気汚染がなく、火災、爆発などの点で安全性が大きく、 印刷物はほとんど無臭である。
6.固形分が100%のインキのため、厚膜印刷ができる。
短所
1.インキの値段が高い
2.インキが皮膚刺激性である。
3.インキの種類や膜厚によっては硬化速度が異なる。
4.硬化不足または硬化過度の場合、インキ皮膜に欠陥が出やすい。
5.印刷適性はかならずしも良くない。
6.光沢が不十分である。
7.被印刷体によっては密着が悪いことがある。
8.機械の掃除には特殊溶剤を使用しなければならない。
成分
UVインキは次のような成分から成り立っている。
・顔料
・オリゴマー(プレポリマー、光重合性低重合体)
・モノマー(反応性稀釈剤、光重合性単量体)
・光重合開始剤(増感剤)
UVインキでは、顔料の配合がインキの乾燥速度に及ぼす影響が大きく、とくに青色顔料やカーボンブラックはインキの硬化反応を遅らせる。
オリゴマーとしてはポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリオールアクリレートなどがある。
モノマーには、単官能モノマーと多官能モノマーがあり、粘度が低く、皮膚刺激と臭気が少なく、溶解力と硬化性がすぐれた物が望まれる。
光重合開始剤としては、ラジカル発生効率がすぐれ、臭気、毒性、着色が少なく、保存安定性がよいものが要望される。
【金インキとは】
使用するブロンズ粉の銅と亜鉛の成分比によって、金インキには青口と赤口の2つの色のインキが市販されている。またブロンズ粉を使用しないで、アルミニウムペーストと透明な黄インキからつくった着色金インキは、光輝性ではブロンズ粉インキより劣るが、経時による金属光沢の低下、耐薬品性、無毒性などの点では優れているので、包装材料その他の印刷に使われている。
【銀インキとは】
アルミニウム粉またはアルミニウム粉を石油溶剤中に分散させたアルミニウムペーストを、ビヒクルに混入してつくる。アルミニウム粉にはリーフィングタイプとノンリーフィングタイプとがあり、リーフィングタイプからつくった銀インキではりん(鱗)片状のアルミニウム粉子がインキ膜面へ浮上、配列し、その乱反射によって銀色に輝いて見える。ノンリーフィングタイプの場合は、アルミニウム粉が膜面に浮き出ることなく、インキ膜中に一様に分散していて銀白色のメタリックな外観を呈する。
【蛍光インキとは】
昼光蛍光顔料からつくったグラビアインキ、平版インキおよびスクリーンインキは、紙器、ポスター、広告、雑誌の表紙など、輝かしい色彩効果によって人目を引かせるような用途の印刷に向けられている。昼光蛍光顔料は、一般に耐光性が弱く、粒子が大きく、ビヒクルの種類によっては蛍光性が低下するなどの欠点があり、インキはできるだけ顔料濃度を高くし、印刷はできるだけ厚盛りにして蛍光効果をあげ、かつ耐光性の弱点をカバーするようにしている。
【パールインキとは】
パールインキは、パール顔料をビヒクルに分散させてつくるか、透明で淡色のインキに銀色のパール顔料またはアルミニウム粉を混合してつくる。パール顔料の真珠光沢は、薄膜積層体における光の多重反射現象によって起こるものとされている。パールインキは平版、グラビア、スクリーンなどの方式によって印刷され、真珠光のメタリックな高級感を与え、その印刷物は包装やカタログなどに利用されている。
【芳香インキとは】
芳香インキはまた香料インキともいわれ、印刷物の絵柄にふさわしい香りをつけることによって印刷物としての付加価値と効果を高めようとするもので、おもに広告、宣伝、おもちゃ、文房具などに利用されている。芳香インキには2種類あり、1つは凸版または平版用のインキに直接香料を混入したもの、もう1つはスクリーン印刷用(現在は平版用も開発)のマイクロカプセルインキで、香料をマイクロカプセル化し、これをインキ化したもので、印刷物をつめや硬貨でこする事によってカプセルが破壊され、芳香を発する。
【安全インキとは】
安全インキは、小切手の金額記入欄や地紋などの印刷に改ざん防止の目的で使われる。退色型安全インキには、インキ消しで容易に色が消えるような塩基性染料を含む水性インキまたはモイスチャーセットインキが用いられ、凸版またはドライオフセットによって印刷される。水性インキのビヒクルは、アラビアゴム、デキストリン、水あめなど耐水性のない固着剤に、水、グリセリン、グリコール類などを加えてつくられる。ある種の有機アミンや硫酸マンガンはインキ消しによって酸化され、発色するので、発色型安全インキに利用される。油溶性染料をビヒクルに溶かしてつくった浸透乾燥型のインキで印刷したものは、紙の内部深くまでインキの色が入り込むため、くじの番号の改ざん防止などに利用される。蛍光増白染料や蛍光顔料を含むインキで印刷した印刷物に、暗所で紫外線を照射すると光って見えるので、偽造防止に役立てることができる。
【示温インキとは】
示温インキは一定の温度で変色するような物質すなわち感温変色物質(示温材料、示温顔料)を配合したインキで、グラビア、スクリーン、フレキソ、オフセットなどで印刷され、食品、医薬品、化粧品などの包装や容器に、またアクセサリー、おもちゃ、くつ、手袋、コップ、ハンカチ、タオル、Tシャツ、室内温度計、インテリアに、あるいは工業用の温度測定にもちいられている。このインキに使用される示温材料としては、温度変化によりはっきりと、かつ鋭敏に変色することが必要で、その変色原理は、熱分解(例:金属塩)、結晶転移(例:金属錯塩)、分子配向性の変化(例:結晶)、異分子間の電子授受(例:ラクトン型、ラクタム型などの染料とフェノール化合物との電子授受)によって説明される。示温インキを大別すると、温度が元へ戻っても復色しない不可逆性インキと、温度が元へもどれば復色する可逆性インキとがある。蒸気減菌の終了を示す蒸気減菌モニターインキは不可逆性インキであり、また結晶をマイクロカプセル化してつくった結晶インキや、メタモカラー、クロミックカラーなどの商品で呼ばれている染料型インキはいずれも可逆性インキである。実用されている3種の可逆性示温インキの特長といえば、金属錯塩系インキでは耐光性であり、液晶インキでは変色精度であり、染料型インキでは鮮やかな色彩と、色数と、変色温度選択性であり、これらのインキはそれぞれの長所を生かして前記のような用途の印刷に使用されている。
【磁性インキとは】
磁性酸化鉄の粉末をビヒクルと練り合わせてつくった磁性インキは、小切手や手形類へ特定の形状の数字、文字、記号などを印刷するのに使われる。印刷された画像を磁化させると、その形状に応じて異なる波形の磁場を形成するので、これを磁気読み取り装置MICR(magnetic ink character reader)にかけて読み取らせ、分類、集計する。磁性酸化鉄としては、黒色の四三酸化鉄(Fe3O4)および焦茶色のy型酸化第二鉄(Fe2O3)が、ビヒクルには樹脂ワニスが用いられる。磁性インキは凸版または平版によって印刷され、所定の磁気特性と耐摩擦性が要求される。比重の大きい磁性酸化鉄を高濃度に分散してつくった磁性インキの印刷適性は、一般インキに比べて劣り、転移不良などの故障を起こしやすい。
本文は以下のサイトより引用しております。
http://www14.plala.or.jp/tonan3730/sub5.1.htm
印刷トラブルの解消法もなかなか文字で表現されているので参考になります。
http://www14.plala.or.jp/tonan3730/index.htm
印刷の基礎知識も良かったです。