全日本シール印刷協同組合連合会 が毎年行っているコンテストです。
http://www.seal.gr.jp/contest.php で表彰されています。西田印刷所も第28回に技術・特許委員会賞を受賞しました。
23年の規定課題は上質紙にカラー4色凸版で印刷する。
これはかなり難易度の高い課題でした。上質紙の表面が凸凹しているので、綺麗に見せるためには密着性を上げるのが普通なのですが、どうしても凹んだ部分には版が接着しないので、白くなり、綺麗に見えません。
だからと言って密着性を上げると、表面が膨らんだ部分もあるので、その部分は網点が潰れて綺麗に見えない状態になります。
限りなくソフトタッチな印刷が求められる課題なので、多くの会社も苦労していると想像します。
オペレーターも2日かけて印刷調整し、満足のいく印刷ができたとコメントしました。
ぜひ金沢大会へ参加し、美味しいご飯を食べ、伝統工芸品が色々あるのを知っているので、実際に作っている作業は見てみたいと思っています。
実際の作業が見れなくても石川県立伝統産業工芸館だけはみに行きたいと計画しております。
職人をこの20年やってきたので、同じ職人としての経験を比べるレベルではないのですが、汗と涙と苦労が見れる伝統工芸を間近で観察できると思うとワクワクしてきました。
オペレーターも「まだまだ」だと認識し、更なる高みへ成長していける良い機会になればと思っています。
石川県・新潟県へは訪問したことがあるのですが、金沢県で過ごす時間ができるとますます、良い経験ができるのではないかと想像が膨らんでおります。
コンテストの結果発表もできると思うので、ご期待ください。